生垣の下草としても良く使われ、とても馴染み深い花の一つであるシャガ。
漢字では、射干と書きます。白いけれど見た目そのままの、アヤメ科アヤメ属で、多年草。
裏玄関の白梅の下に、毎年、シャガがたくさん咲きます。
花は、一日花で、ずっと咲いているように見えて、日毎に咲いている花が違います。
光沢があって平べったい硬い葉っぱは枯れず、花が咲いていないと雑草と一緒に抜いてしまうことがありますが、地下茎でどんどん増えるので、無くなる心配がないほど丈夫です。
白梅の下は、午前中しか陽が当たりませんし、梅の葉が茂ると雨もかからないことがあって植物が過ごす場所としてはかなり環境が悪いと思われますが、やや乾燥した半日陰を好むらしく特性に合っているようです。
手入れも全くしていませんが、白い花弁で明るくしてくれる頼もしいメンバーです。
シャガは、蝶が飛んでいるような花なので、胡蝶花という別名を持っています。素敵ですね。
花弁のウェーブや、紫、オレンジ色の斑点模様、中央のトサカ状の突起はとても繊細なので、刺繍する時は、全部を1本どりで刺します。
葉っぱは、しっかりしているので、筋の感じを出すために2本どりアウトラインステッチにしてみました。
時間はかかりますが、可愛らしく出来上がること、
請け合いです。