早咲きの白い紫陽花かしらと近付いていくと、オオデマリでした。
オオデマリはスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で、ガクアジサイに似たヤブデマリの園芸種です。
咲き始めは、ややグリーンがかっていますが、だんだん白くなっていきます。
白い花房は、ほとんどが中性花の装飾花で、その大きさが、手毬のようであることから、別名は「手毬花(てまりばな)」。
花期も長くて、江戸時代初期には広く栽培され、庭に植えられていたという記録があります。
海外では、「ジャパニーズ・スノーボール」と呼ばれ、見やすいように窓下に植えられたりして親しまれ、非常に人気がある花です。
これは、パリの花屋さんのスケッチから生まれた「パリ 花屋さんの店先で」シリーズの1枚で、5月から6月にかけて咲く、きんせんか、大手毬、薔薇の組み合わせで、個人的にとても好きな作品です。
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