花綴り

キンセンカ

太陽のようなオレンジや赤の頭花を咲かせるキンセンカ。
一重咲き、八重咲きがあって、花の大きさも6cmくらいから10cm前後の大きなものもあります。どれも日の出から太陽の出ている間は元気に咲いて、夜はつぼみます。
葉っぱには、産毛のような毛が生えているものもあります。
キク科キンセンカ属の一年草。

花が盞(さかずき)のような形をしている黄金色の花ということで、漢字では「金盞花」と書きます。
春から長く咲き続けることから「長春花」「時知らず」と呼ばれることもあります。
英名は「ポットマリーゴールド」聖母マリアの黄金の花という素敵な名前です。しかも聖母マリアの祝日の頃に咲きますのでピッタリですね。
(日本で「マリーゴールド」と付けられている花は、同じキク科ですが、タゲテス属の違う種類です。)
ヨーロッパではハーブの一種として使われていて、お薬などになっています。

 

B‐809 『きんせんか』

たくさんのキンセンカを見ると、ビタミンカラーのお花とグリーンのコントラストが、今から訪れる夏の序章のような色合いだと感じます。
オレンジ色で可愛く、そしてずんぐりした感じを出すために太いマタルボン糸を使用して、レゼーデージーステッチで刺しました。糸の太さを利用するこの作品は、どなたにでも簡単に、太陽のようなプックリしたキュートなポットマリーゴールドを刺繍頂けます。
初心者でもバツグンの仕上がり、間違いなしです!

一覧に戻る
© 2019 株式会社植木紅匠