朝早くから開花して午後早く萎むのが「アサガオ」、夕方から咲く「ヨルガオ(ユウガオ)」、そして間の時間帯、夏の暑い日中に咲くのが「ヒルガオ」・・・そんな風に区別がされているのだろうと思っていました。
「アサガオ」は、ヒルガオ科アサガオ属の一年草で種ができます。
「ヨルガオ(ユウガオ)」は、ヒルガオ科ヨルガオ属の多年草で種ができます。
「ヒルガオ」は、ヒルガオ科ヒルガオ属の多年草で種はできず、地下茎で増えます。
「朝・夕」に対して「昼」と名付けられたのかもしれませんが、実は、全部「ヒルガオ科」なんですね。ちょっと驚きました。
「ヒルガオ」の中で小振りなのが「コヒルガオ」なのだろうという、大まかな覚え方をしていました。
「ヒルガオ」と「コヒルガオ」の違いは、3つあります。
まずは、何と言っても大きさです。でもこれは実際に比べてみないとわかりにくいですよね。
次は、葉の形です。どちらも三角状の細長い葉っぱですが、コヒルガオの方が葉先や切れ込みがシャープな感じです。ロケットの様な形をしています。
3つ目は、花柄(花茎)、つまり、がくの直ぐ下の花茎がツルッとしているのが「ヒルガオ」で、そこに縮れた小さな翼のような突起があるものが「コヒルガオ」です。
実際に、良く目にするのは、たいてい「コヒルガオ」で、地下茎で繁殖していくので、群生していることが多いのです。
淡いピンクの花が、炎天下で生き生きと咲いているのが、健気で可愛い気がします。