家の南側に紅い「サルスベリ」があります。
2階の窓の高さまで伸びて、今年も窓いっぱいにつぼみを付けました。
とても花色が濃いので、気に入っています。
ご近所のサルスベリは、ピンクのも白いのも、7月中旬から咲いているのに、この木は咲き始めが遅くて、8月に入ってから徐々に咲き始め、 10日を過ぎて、やっと、てっぺんが開き始めました。
秋の手入れの時期によって咲き始めの時期が違うのかも、とも思いますが、毎年この木は他より遅れて咲きます。
青い空に美しい紅色が映えています。
サルスベリを漢字で書くと「百日紅(ひゃくじつこう)」で、百日(長い間)紅い花を咲かせるということで付けられました。
また、猿が登りにくいほど木肌がツルツルしているから「サルスベリ」。
・・・実際は、お猿さんは問題なく登れるとか。
サルスベリの花は、固まりで咲いているので遠くからはわかりませんが、一つ一つは非常に面白い形で、ハート型に似た花びらは、ちりめん状の皺があり、花の中心から長いしべが出ています。
植木刺繍では、このちりめん状の皺(花びら)を刺繍で表現するのに、サーフィス(ブレイド)ステッチを使用しています。
布地の色を青いものにすると、夏の青空に咲くサルスベリの感じが出ていると思いませんか?
私の夏のお気に入り図案です。
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