ツツジとそっくりのお花が5~12個クス玉のように丸い固まりとなって咲くシャクナゲ。 漢字では、石楠花、石南花と書きます。
花の形は、鐘形の漏斗状で、ツツジ科ツツジ属ですから、花がそっくりでも当然ですね。
日本原産の日本シャクナゲと園芸種を総称した西洋シャクナゲに大別されます。
日本シャクナゲは育てるのが難しいらしく、よく見かけるのは大輪の西洋シャクナゲです。 日本よりも、海外、特にイギリスで抜群の人気を誇るお花です。
この作品は、「花盛り・木の花」というシリーズの図案です。
たくさん咲いて豪華な感じの石楠花の特徴が良く出ています。
つぼみの赤い部分と、開いて淡いピンクになる色の違いが大きくて、刺している途中は「大丈夫かしら」と心配になりますが、出来上がると素敵な大輪の花です。
この作品は、自宅の庭のスケッチから生まれた「小さな庭」シリーズの一つです。
石楠花、紫花大根、赤いプリムラ、スノーフレークが、可愛い世界を作っています。
ミニチュア作品の中の珠玉の一品です。
これを見ると、もう無くなってしまった庭を思い出します。