7月くらいから秋にかけて、独特の青い花びらを見せてくれるツユクサ。
漢字では「露草」と書きます。
早朝に咲いて昼にはしぼむ命の短さは露のよう・・・ということで、露草。
他に、色に由来して「アオバナ」、丸い苞の形を帽子や蛍に見立てて「ボウシバナ」とか「蛍草(ホタルグサ)」、古くは「ツキクサ」とも呼ばれていて、万葉集などでは「月草(ツキクサ)」として詠まれています。
小さくて目立たなさそうな野の花ですが、この目の覚めるような青色ゆえに目を引きます。
わかりやすい野の花、身近な野の花としてお好きな方も多く、教室でも安定した人気です。
他の花と組み合わさっている図案なども幾つかありますが、個人的には露草の図案はこれが一番のお勧めです。
まとまって咲いているのが、一つ一つの花は短命なのに、次々に咲くことでその存在を示しているこの花の特徴が出ている気がするからです。
地の色に淡いグレーを使っていますが、若草色やベージュ色の布地でも、花が引き立ち清清しい感じがします。
花の形も特徴的ですし、青い花は少ないので、お手元に飾ってみませんか?
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