花綴り

千鳥ヶ淵の桜

東京の中心にある桜の名所、千鳥ヶ淵へ行って来ました。
風が強くてうす曇だったのは残念でしたが、こちらもほぼ満開に近い感じで、まだ開いたばかりの花たちは、風にも負けずに枝で頑張って咲いていて、お濠の水面との組み合わせが、美しくて、本当に美しくて、大勢の方がここを目指していらっしゃるのがうなずけます。

千鳥ヶ淵に植栽されたのは昭和30年頃とのことで、桜の名所としての歴史は意外に短いと、最近知りました。
植えた当時はまばらに見えて本数が少なく思えたようですが、日本画を描くように余白を大事に配して植えられたので、桜が成長し枝を大きく広げるようになって、今の素晴らしい景観ができたのです。このお仕事をなさった方々に感謝、感謝ですね。

千鳥ヶ淵を後にして、靖国神社へ。ここには東京の標準木があります。
一目でわかるように印が付いていましたが、想像よりも小さい木でした。
敷地内は、染井吉野だけでなく山桜や枝垂れ桜、ピンクの濃い桜が咲き始めていて、心楽しく、桜は、本当に日本の花なのだと感じました。

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