花の刺繍画家 植木万紀子です
今日は亡母の誕生日 存命なら85歳、、、
この20年超の間に どんな作品を残してくれたのかと思うと かなり残念に思う、、、
桜の先生と呼ばれていたのは 自宅の2本の染井吉野を題材に
当時は手芸のタブーとされていた 黒地の布を用いて
夜桜を表現したことがきっかけだった
題材になった自宅の2本の染井吉野は 少し花の盛りがずれていて
手前の木が満開になる時には もう一方が花びらを華やかに飛ばす
それを2階の窓から何時間も眺めつつ スケッチしていたのが基本となった
植木刺繍らしい表現方法で 花のクローズアップと
1輪ずつ見分けられないほど密集している 桜の花をフレンチナッツで刺繍する
現在の2本の桜たちは 電線を避けたりするために 小さく切り詰められ
この頃のようなのびのびとした姿は もう思い出の中だけですが
小さくなっても命のリレーをしながら 今年も咲いてくれそうです
老木たちを守り繋ぐために