花綴り

シクラメン

冬を代表する花、そしてかなり多くの家で植えられ愛されているシクラメン。
大輪の大鉢のものから小輪のもの、お家の中で飾る観賞用、耐寒性があって外に植えても大丈夫なガーデンシクラメン、本当に至るところで見ることができます。
サクラソウ科シクラメン属です。

本部教室のお玄関の中に大きなお花の鉢植えか、外にガーデンシクラメンを植えるかというのが恒例で、今年は数種類のガーデンシクラメンを植えました。
花屋さんオススメのものを選んで頂き植えているので、たくさんのつぼみとつぼみをつけようとしている小さな茎がいっぱいある素晴らしい株です。来年の春までゆっくりずっと咲き続けてくれると楽しみにしています。

祖父が、葉っぱと同じ数の花が咲くから、葉っぱが元気でたくさん付いているものを選びなさいと言っていたことを思い出します。ハート型の葉っぱが特徴的ですね。

B-1013 『シクラメン』

ブタさんが塊茎(根っこ)を食べたことから「ブタの饅頭」という花からは想像のつかない別名があります。
他には「篝火花(かがりびばな)」というものもありますが、今は属名の「シクラメン」で呼ばれています。
花びらの先が縮れているもの(フリンジ咲き)なども可愛らしく、刺繍するとこのような感じです。

L-57 『シクラメン』

こちらは、大きな鉢植えのシクラメンを図案にしたものです。左は撚りのかかった太目の5番糸で刺したもので、右は同じ図案を25番糸で刺したもの。布地の色が違うことや、糸の特性を生かした刺し方を用いることで、異なった印象を与えられる作品になるのは、刺繍ならではの効果だと思います。

外は寒い冬、暖かいお部屋で彩り豊かな刺繍のシクラメン、咲かせてみませんか?

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