10年前に植木やさんが菖蒲を庭から大きな鉢に植え替えてくれて、根元をしっかりとコケで被ってくれたおかげで、ほとんど手入れをしたことがないのにもかかわらず、毎年、元気に葉が出て来ます。
今年は花を付けました。
良く見ると、他にもつぼみがついていて嬉しくなりました。
菖蒲と書くと日本的に、アイリスと書くと西洋的に思いますが、アヤメ科アヤメ属の総称が「アイリス」だそうです。
「アヤメ」「ハナショウブ」「カキツバタ」「ジャーマンアイリス」・・・お好きな方が多いと思います。
花弁の網目模様を「あやめ」と呼んだことから称されるようになったと言われています。
カキツバタは、この花の汁を衣に塗りつけて染めていたので「カキツケバナ」と呼ばれていたのが「カキツバタ」に変化したらしいです。
「いずれ 菖蒲(あやめ)か 杜若(かきつばた)」似ていて本当にわかりにくいですね。
見分ける方法は・・・
水の中に咲いていて、花弁が細い棒状のが「ショウブ」(「ショウブ」はなぜかサトイモ科!)(以下はみんなアヤメ科アヤメ属。)
水の中に咲いていて、花弁の根元にV字の模様がハッキリしているのが「カキツバタ」水に近い陸地に生えていて、花弁の根元にV字があるものが「ハナショウブ」
水捌けの良い陸地に生えて網目模様があるのが「アヤメ」
陸地に生えて花弁の根元にヒゲがあって葉っぱが幅広くて厚いのが「ジャーマンアイリス」
個人的には、違いがはっきりわからなくても、
5月から6月にかけて紫色の花々が咲き誇るのが大好きです。