花綴り

グラジオラス

陽射しの中、グラジオラスが咲いていると、本格的な夏が来たという感じがします。
縦に並んで咲く花、しかも花色が鮮やかで、人目を引きます。
春咲きのものは背が低くて花数が少ないのですが、夏咲きのものは1メートル以上の背丈となり多くの花をつけますので、ますます華やかです。

グラジオラスは、ラテン語から来ていて「剣」という意味で、すっきりピンと伸びる長い葉っぱに因んでいます。
日本では、唐菖蒲(とうしょうぶ)とか阿蘭陀文目(おらんだあやめ)と呼ばれていました。江戸時代には観賞用として栽培されていた記録があります。

Q‐121 『グラジオラス』

ピンク、白、黄色、紫、赤などいろいろありますが、私は断然オレンジのイメージです。
ですから、やはりこの色で刺してみました。
棚にチョンと置いて飾ると、元気になる気がします。

 『ミルトン・アバスの家 Ⅰ』

こちらの作品は、イギリスの田舎のミルトン・アバスという村の古いわらぶき屋根の家のスケッチから生まれたものです。
その前庭には、薔薇を初め、いろいろな花が植えられていましたが、中でもグラジオラスは存在感タップリ。
世の東西を問わず、グラジオラスは夏の花の代表選手なのですね。

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